六文銭

六文銭というグループは小室等さんをリーダーとして 1968〜72年まで活躍していた5〜6人組のフォークグループです。

当時のフォークグループや、フォークシンガーと言えば、 反戦歌やプロテストソングといった社会性を帯びたものが多かったのですが、 六文銭はそういったものとは一線を画す音楽性を持っていたように思います。
それは及川恒平さんが参加された1970年から いっそう顕著になってきていると感じられます。


音源CDデータ
12・3年さかのぼったころには、六文銭の音源はほぼなきに等しいものでしたが、 最近うれしいことに、bellwoodレコードよりアナログアルバムのCD化再販がありました。 それぞれ「六文銭BOX」(4枚組)/「小室等BOX」(4枚組)/「及川恒平BOX」(2枚組) となっています。このCDで六文銭音源をほぼ聴くことができます。詳しくは、
bellwood30周年記念BOXホームページ
をご覧ください。

過去のCDでは、URCレコードの復刻CDとして、東芝EMI「六文銭・中川五郎(TOCT-8956)」に初期六文銭の音源が5曲所収されています。
(現在この音源は廃盤、あらたにAVEXから復刻として同じものが出ています。)
また、オムニバスやジャンボリーとしては、
KINGレコード「全日本フォークジャンボリー1970年(KICS-8133/4)に
 ○ゲンシバクダンの歌
 ○雨が空から降れば
 ○賞状
 ○カッパライの歌
が、「全日本フォークジャンボリー/1971年(KICS-8135/6)」に
 ○雨が空から降れば
 ○一人ぼっちのお祭り
 ○面影橋
がそれぞれ収められています。(現在新たに再生産、番号は新しいものに変更)
また、もう1種類、東芝EMI「1970フォークジャンボリー(TOCT-10380/1)」には
 ○比叡おろし
 ○夢のまた夢
 ○ゲリラの歌
が収められています。
オムニバス盤としては、KINGレコード「ベルウッド・シングルスT(KICS-8122)」に
 ○面影橋から
 ○サーカス・ゲーム
 ○雨が空から降れば
 ○私は月には行かないだろう
 ○出発の歌〜失われた時を求めて
が収められています。
他にも知る限りでは、「私の家」が入ったオムニバスアルバムなどを 見つけたことがあります。また「出発の歌」についてはかなりのオムニバス盤で 見かけることが出来ます。



〜近況報告〜

現在、小室等さん・及川恒平さん・四角佳子さんのユニットで 「まるで六文銭のように」 という形で復活しており、精力的にライブ活動を行っておられます。 詳しくは当HPのリンクのページより及川恒平さんのページに行っていただきますと、 そこの音楽予定のページでいろいろなお知らせがあります。 素晴らしい演奏が聴けますので、是非足を運んでいただけたらと思います。

NEWS!!
2007年10月24日、ついについに!!!
待望のまる六のファーストアルバム「はじまりはじまる」が発売決定!
CDショップやオンラインショップ等で購入できます。
CD紹介⇒まるで六文銭のように


ここに六文銭の簡単なメンバー変遷を記しておきたいと思います。第何次とかといろいろ 区分されていますが、これは六文銭の方々にとってはまったく意識の外だと きいております。また及川恒平さんがとあるライブ中に、こうおっしゃっていました。
「最初六文銭に入ったとき、それまで小室さんがやっていたような六文銭をやりたかったのです。
ですから私が参加したときはすでに『まるで六文銭のように』だったわけなんですよ。」

六文銭の軌跡(敬称略)
1967. 小室等、小林雄二、岩沢幸矢のグループ。
1968.12.26 小室等、小林雄二、石川鷹彦、入川捷
(第1次六文銭)
1969. 小室等、小林雄二、入川捷、小林百合子
("アングラ音楽祭"、第2次六文銭)
1970. 小室等、入川捷、石川鷹彦、木田高介、安田裕美
(TBS"ヤング720"、第3次六文銭
1970. 小室等、入川捷、小室のり子、及川恒平、山口裕美、若松広正
("楽団六文銭"、第4次六文銭
1970. 小室等、入川捷、小室のり子、及川恒平、若松広正
第5次六文銭
1970.9.26 小室等、入川捷、小室のり子、及川恒平、若松広正、原茂
第6次六文銭
1971.4 小室等、原茂、及川恒平、橋本良一
第7次六文銭
1971.5 小室等、原茂、及川恒平、橋本良一、四角佳子
第8次六文銭
1972.6 解散


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