六文銭というグループは小室等さんをリーダーとして
1968〜72年まで活躍していた5〜6人組のフォークグループです。
当時のフォークグループや、フォークシンガーと言えば、
反戦歌やプロテストソングといった社会性を帯びたものが多かったのですが、
六文銭はそういったものとは一線を画す音楽性を持っていたように思います。
それは及川恒平さんが参加された1970年から
いっそう顕著になってきていると感じられます。
過去のCDでは、URCレコードの復刻CDとして、東芝EMI「六文銭・中川五郎(TOCT-8956)」に初期六文銭の音源が5曲所収されています。
(現在この音源は廃盤、あらたにAVEXから復刻として同じものが出ています。)
また、オムニバスやジャンボリーとしては、
KINGレコード「全日本フォークジャンボリー1970年(KICS-8133/4)に
○ゲンシバクダンの歌
○雨が空から降れば
○賞状
○カッパライの歌
が、「全日本フォークジャンボリー/1971年(KICS-8135/6)」に
○雨が空から降れば
○一人ぼっちのお祭り
○面影橋
がそれぞれ収められています。(現在新たに再生産、番号は新しいものに変更)
また、もう1種類、東芝EMI「1970フォークジャンボリー(TOCT-10380/1)」には
○比叡おろし
○夢のまた夢
○ゲリラの歌
が収められています。
オムニバス盤としては、KINGレコード「ベルウッド・シングルスT(KICS-8122)」に
○面影橋から
○サーカス・ゲーム
○雨が空から降れば
○私は月には行かないだろう
○出発の歌〜失われた時を求めて
が収められています。
他にも知る限りでは、「私の家」が入ったオムニバスアルバムなどを
見つけたことがあります。また「出発の歌」についてはかなりのオムニバス盤で
見かけることが出来ます。
NEWS!!
2007年10月24日、ついについに!!!
待望のまる六のファーストアルバム「はじまりはじまる」が発売決定!
CDショップやオンラインショップ等で購入できます。
CD紹介⇒まるで六文銭のように
六文銭の軌跡(敬称略) | |
---|---|
1967. | 小室等、小林雄二、岩沢幸矢のグループ。 |
1968.12.26 | 小室等、小林雄二、石川鷹彦、入川捷 (第1次六文銭) |
1969. | 小室等、小林雄二、入川捷、小林百合子 ("アングラ音楽祭"、第2次六文銭) |
1970. | 小室等、入川捷、石川鷹彦、木田高介、安田裕美 (TBS"ヤング720"、第3次六文銭) |
1970. | 小室等、入川捷、小室のり子、及川恒平、山口裕美、若松広正 ("楽団六文銭"、第4次六文銭) |
1970. | 小室等、入川捷、小室のり子、及川恒平、若松広正 (第5次六文銭) |
1970.9.26 | 小室等、入川捷、小室のり子、及川恒平、若松広正、原茂 (第6次六文銭) |
1971.4 | 小室等、原茂、及川恒平、橋本良一 (第7次六文銭) |
1971.5 | 小室等、原茂、及川恒平、橋本良一、四角佳子 (第8次六文銭) |
1972.6 | 解散 |